戦火逃れたウクライナ選手、走り高跳びで優勝 世界室内陸上

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ウクライナ退避後の大会で優勝を果たしたヤロスラワ・マフチフさん/Alex Pantling/Getty Images Europe/Getty Images

ウクライナ退避後の大会で優勝を果たしたヤロスラワ・マフチフさん/Alex Pantling/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) ロシア軍による侵攻を受けて国外への退避を強いられたウクライナの走り高跳びの選手がこのほど、陸上の世界室内選手権で優勝を果たす出来事があった。

セルビアの首都ベオグラードで19日に開催された大会で優勝したのはヤロスラワ・マフチフさん(20)。3日間をかけて車で会場にたどり着いたという。

マフチフさんは英BBCの取材に対し、「私と私の家族、私の国にとって非常に重要だった」と語った。2月24日にロシアによる侵攻が始まってからは練習について考えることもなかったという。

マフチフさんは、会場にたどり着くのも大変で車で3日かかり、気持ちも祖国に残してきたため競技を行うのも精神的に難しかったと振り返った。

マフチフさんは2メートル02の記録で優勝を遂げた。ウクライナ国旗を体に巻いて勝利を祝ったマフチフさんには会場から歓声が送られた。

オーストラリアのエレノール・パターソンさんが2位になったが、ネイルを青と黄に塗ってウクライナに敬意を示した。

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