米アカデミー賞でもウクライナ支援呼び掛け
(CNN) 米ロサンゼルスで27日に開催されたアカデミー賞の発表・授賞式で、ロシアの侵攻を受けているウクライナへの支援が呼び掛けられた。
ウクライナ生まれの女優ミラ・クニスさんが歌曲賞の候補作を発表する際、故郷の苦しみについて言及した。
クニスさんは「最近の世界的な出来事は我々の多くを打ちのめす。それでも、そうした破壊に直面している人たちの力強さと威厳を目にすると、彼らの立ち直る力に心動かされずにはいられない」などと語った。
クニスさんは夫のアシュトン・カッチャーさんとともに舞台に立ち、曲を紹介した。カッチャーさんたちはすでに数百万ドルをウクライナ支援のために集めている。
パフォーマンスが終わるとスクリーンにメッセージが映し出され、ウクライナの人々への支持を示すための黙とうが呼び掛けられた。
メッセージはまた、映画は紛争の時代において人間性を表現するための重要な手段だとしながらも、数百万のウクライナの家族が食料や医薬品、清潔な水、緊急サービスを必要としているのが現実だとして、それぞれのできるやり方でウクライナを支援するよう訴えた。