「スター・ウォーズ」新作ドラマ、出演女優に人種差別コメント集中
(CNN) 「スター・ウォーズ」シリーズの新作ドラマに出演している女優のモーゼス・イングラムが、SNSで人種差別発言を浴びせられていることを打ち明けた。これを受けてスター・ウォーズはツイッター公式アカウントを通じてイングラム支持を表明した。
イングラムはディズニープラスで配信が始まった「オビワン・ケノービ」に、レバ役でデビューした。
スター・ウォーズのツイッター公式アカウントでは、イングラムを迎えたことを誇りに思うとコメント。「彼女に不快な思いをさせようとする相手に言うべきことはただひとつ。我々は抵抗する」と述べ、「スター・ウォーズの銀河には感覚をもつ種が2000万以上存在する。人種差別主義者であることを選ぶな」と訴えた。
イングラムは、インスタグラムに書き込まれた人種差別的なメッセージやコメントの実例を掲載し、黒人差別用語を含めてそうしたメッセージを何百も受け取ったと告白している。
「これについてできることは何もない。この憎悪を止めることはできない」。イングラムはそう語る動画をインスタグラムに掲載し、「私を悩ませるのは、ただ黙ってこれを受け入れるしかない、ただ笑って耐えるしかないように感じること。私はそんな風にできていない」と打ち明けた。
その上で「コメント欄や、私が自分では出ていけない所で私の味方になってくれた皆さんに感謝します。残りの人はみんなおかしい」とコメントしている。
スター・ウォーズをめぐってはこれまでにも、ジョン・ボイエガやケリー・マリー・トランなどの俳優が、シリーズ映画にデビューしたことで人種差別発言の的になったことを明らかにしていた。