「和解の機会望む」 ウィル・スミスさん平手打ち事件で妻ジェイダさん
(CNN) 米女優ジェイダ・ピンケット・スミスさんが1日、トーク番組「Red Table Talk」で、夫のウィル・スミスさんが米アカデミー賞授賞式で起こした平手打ち事件について短く言及した。
ピンケット・スミスさんは「授賞式での件について私が最も望んでいるのは、知的で有能な男性2人が癒やし、話し合い、和解する機会を持つこと。今日の世界情勢では私たちは2人を必要としており、実際私たちは皆、これまで以上に互いを必要としている」と語った。
ウィル・スミスさんは3月にあった授賞式でステージに上がり、プレゼンターのクリス・ロックさんがピンケット・スミスさんの刈り上げたヘアスタイルについてジョークを言った後、ロックさんを平手打ちした。
ピンケット・スミスさんは髪が抜ける脱毛症を患っている。
ピンケット・スミスさんは番組で「これは脱毛症に関する本当に重要なおしゃべり。私が経験したこと、そして授賞式で起こったことを考えて何千もの人が自身の体験を私に寄せてきた」などと語った。
また「この瞬間を利用して脱毛症を抱える人に、この症状を持つことがどのようなものかについて話す機会を与え、脱毛症が実際にどういうものであるかを周知する」とも話した。
ピンケット・スミスさんがアカデミー賞授賞式での出来事について公の場で発言したのは今回が初めて。
ウィル・スミスさんは事件後、声明でロックさんと米アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーに公式に謝罪。同アカデミーは、スミスさんの授賞式出席を10年間禁止する処分を決めた。