ビヨンセの新作アルバム、「障害者差別」の批判浴びた歌詞を削除へ
(CNN) 米歌手ビヨンセの新作アルバム「ルネッサンス」に収録されている曲の歌詞に障害者への差別表現が含まれているとの批判が集中し、この表現は削除されることになった。
アルバムは7月29日に発売されて絶賛を浴びたが、インターネット上ではこの週末、カナダ人ラップ歌手ドレイクと共作した曲「Heated」の中の「spazz」という歌詞を問題視する声が上がった。
spazは驚きや熱狂などの興奮状態を示す口語表現だが、「痙攣(けいれん)性」を意味する「spastic」に由来するため、痙性脳性まひの患者に対する差別表現と考えられている。
これに対してネット上では「障害者への侮辱」「恥を知れ」などという書き込みが相次いだ。
ビヨンセの代理人は1日、悪気はなかったとしたうえで、問題の歌詞は削除されると発表した。
米歌手リゾも数週間前、新曲「Grrrls」の中で同じ言葉を使って批判を浴び、歌詞を修正していた。