マリリン・モンローの遺産管理団体、アナ・デ・アルマスを擁護 伝記作品のアクセントに批判
(CNN) 米俳優マリリン・モンローの遺産を管理する団体は4日までに、ネットフリックスで配信予定の伝記作品でモンロー役を演じるアナ・デ・アルマスのアクセントへの批判に触れ、アルマスを擁護した。
アルマスはモンローの人生を描いたドラマ「ブロンド」で主演に抜てきされた。ただ、キューバ生まれのアルマスはモンローの吐息まじりの口調を完全再現するには至らず、一部の批評家からは批判も出ている。
しかし、モンローの遺産管理団体の意見は異なるものだった。
同団体を傘下に持つオーセンティック・ブランズ・グループ(ABG)のトップ、マーク・ローゼン氏はCNNに寄せた声明で「マリリン・モンローはハリウッド、そしてポップカルチャーのたぐいまれなアイコンであり、世代と歴史を超越している」と指摘。「この役に挑戦する俳優なら誰でも、大変な重責であることは分かっている。予告編から判断する限り、アナの起用はすばらしい選択だった。マリリンのあでやかな魅力と人間味、弱さを見事に捉えている」と述べた。
アルマスは批判に公にコメントしていないものの、英紙ロンドン・タイムズに対し、モンローのアクセントを習得するため専門家から9カ月間の指導を受けたことを明らかにしている。
「ブロンド」は米作家ジョイス・キャロル・オーツの小説を原作に、モンローの生涯と成功をフィクションをまじえて振り返る作品。9月28日にネットフリックスで配信開始予定。