「クモを焼き殺そうとしたら山火事に」放火容疑の男が供述 米ユタ州
(CNN) 米ユタ州で山火事を発生させたとして逮捕された26歳の男が、当局の調べに対し、クモにライターで火を付けて殺そうとして火災になってしまったと供述している。ユタ郡保安官事務所が明らかにした。
保安官事務所の発表によると、火災は1日に同州スプリングビル近郊で発生し、瞬く間に山上へと燃え広がった。
現場に到着した消防隊は、自分が火災を起こしたと話している男に遭遇。男はコリー・アラン・マーティンという名を名乗り、この山で1匹のクモを見つけてライターで火を付けようとしたところ、近くの茂みに燃え移って炎上し、燃え広がったと打ち明けたという。
男は拘束されてパトカーの後部座席に乗せられた。所持品を捜索した結果、マリフアナの容器や道具が見つかったことから、放火や禁止薬物所持などの容疑で逮捕された。
刑務所の記録によれば、マーティン容疑者は1日夜に釈放されている。
消防局のツイッターによると、この火災で山のふもとから頂上まで一面が焼け、ヘリコプター部隊などの消防隊が出動。3日までに約90%が食い止められ、およそ24ヘクタールを焼失した。