大坂なおみ、全豪オープン出場めぐり臆測広がる

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昨年1月に全豪前哨戦のメルボルン・サマーセット1でプレーする大坂なおみ/Darrian Traynor/Getty Images

昨年1月に全豪前哨戦のメルボルン・サマーセット1でプレーする大坂なおみ/Darrian Traynor/Getty Images

(CNN) テニス4大大会の今季初戦、全豪オープンの開幕を前に、同大会を2度制した元世界ランキング1位、大坂なおみ選手(25)が出場するかどうかをめぐる臆測が広がっている。

全豪オープンは16日にメルボルンで開幕予定。大坂選手は同大会のエントリーリストに載っているが、米国のピラティススタジオで撮影した自身の写真を4日、SNSに再投稿した。写真がいつ撮影されたのかは不明。

大坂選手は欧州も訪れていた。12月28日には、パリのルーブル美術館でパートナーのコーデーさんと一緒にモナリザをバックに撮影した写真などを投稿している。

全豪オープンを前にオーストラリアのアデレードやホバートで来週開かれる試合の出場選手リストに大坂選手の名はない。選手たちがこの試合に出場するのはオーストラリアの夏の暑さに慣れる目的もある。

CNNはテニス・オーストラリアと大坂選手の代理人にコメントを求めている。

大坂選手は心の健康の問題で苦しんでいたことを告白し、しばらくの間、テニスの大会から遠ざかっていた。2021年8月、選手に義務付けられている記者会見の場では見るからにストレスを感じ、感情的になる様子を見せた。

同年の全仏オープンは棄権し、18年に4大大会で初優勝して以来、うつの症状に苦しんでいたことを打ち明けた。

直近のシーズンはけがや病気に見舞われた。昨年1月に開かれたメルボルン・サマーセット1は腹部のけがのために棄権。同年9月に東京で開かれたパンパシフィック・オープンは病気のために棄権した。

グラスコートのシーズンはアキレス腱(けん)のけがのために全て欠場し、カナダオープンは背中のけがのため初戦で敗退した。

コート以外では別の事業に没頭している様子で、12月20日には「生産的でいる」ことを楽しんでいるとツイートした。

12月には、自らイラストを手がけた児童書「The Way Champs Play(チャンピオンのあり方)」がハーパー・コリンズから出版された。

大坂選手はまた、短編映画「MINK!」のエグゼティブプロデューサーも務めた。同映画は非白人女性として初めて米下院議員に選出され、アジア系米国人女性初の米議会議員となった故パッツイー・ミンク氏の半生を描いている。

大坂選手は12月26日、「自分を信じて。そうすればきっと、自分が想像するよりずっと遠くまで行ける」とツイッターに書き込んだ。

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