ビニシウス選手の人形が橋から吊り下げられる、憎悪犯罪か スペインサッカー
(CNN) スペインサッカー1部リーグのレアル・マドリードに所属する黒人スター選手、ビニシウス・ジュニオール選手をかたどった人形がマドリード市内の橋から吊(つ)り下げられているのが見つかり、国家警察は「ヘイトクライム(憎悪犯罪)」の可能性があるとみて捜査に着手した。国家警察の報道担当部門が26日、CNNに明らかにした。
SNS上で広く閲覧された動画には、問題の人形がレアル・マドリードの練習場付近にある橋から吊り下げられ、「マドリードはレアルを嫌っている」と書かれた横断幕が掲げられている様子が映っている。
人形はレアル・マドリードのユニホームを着せられ、背中にはビニシウス選手の名前と20の背番号が入っている。
地元警察は現地時間26日午前8時半ごろ、人形について把握してすぐ現場に向かったが、到着時には「マドリードはレアルを嫌っている」という横断幕はなくなっていた。
レアル・マドリードは同日夕、サンティアゴ・ベルナベウ競技場で行われる国王杯の準々決勝でアトレチコ・マドリードと対戦する。