サッカーのガーナ代表クリスティアン・アツ、地震後の瓦礫から救出 トルコ
(CNN) 6日にトルコ南部で発生した地震の後、同国のサッカークラブでプレーするガーナ代表のクリスティアン・アツ選手が被災現場で発見され、地元の病院に運び込まれた。状態は「安定している」という。ガーナ・サッカー協会とアツ選手の代理人が7日に明らかにした。
協会のツイッターへの投稿によると、アツ選手は倒壊した建物の瓦礫(がれき)の中から無事に救助され、治療を受けているという。代理人はCNNの取材に答え、本人は安定した状態にあるものの電話を持っておらず、現時点で連絡はとれていないと説明した。
アツ選手はトルコのハタイスポルに所属。5日夜の試合では、終了間際のゴールでチームを1―0の勝利に導いてもいた。代理人が明らかにした。
代理人によるとアツ選手は6日の午前3時半まで友人とポーカーをしており、4時前後に帰宅した。代理人は午前5時にクラブの関係者から連絡を受け、アツ選手のいた建物が完全に倒壊したことを知らされたという。当該の建物は11階建てでアツ選手は9階にいたと、代理人は付け加えた。
アツ選手がかつて所属した英イングランド・プレミアリーグのエバートンは無事に救助されたとの知らせを受け、公式フェイスブックページに安堵(あんど)のメッセージを投稿。引き続きトルコとシリアの被災者に思いを寄せているとつづった。
アツ選手はこれまで、プレミアリーグのチェルシー、エバートン、ボーンマス、ニューカッスルでプレーしている。