「神童」スカイ・ブラウン選手、パークで金メダル スケートボード世界選手権
(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)で行われたスケートボードの世界選手権は12日、英国の神童、スカイ・ブラウン選手(14)がパーク競技で初の金メダルを獲得した。
英史上最年少でオリンピックのメダルを獲得したブラウン選手。今回は英国代表として初めてスケートボードの世界選手権優勝を果たした。2019年の世界選手権と21年の東京オリンピックでは銅メダルを獲得していた。
ブラウン選手は2回目で「キックフリップ・インディー」の技を決め、「フロントサイド540」で終えて89.63の高得点を獲得。既に勝利は決まっていたが、3回目はそれを上回る90.83をマークした。
オリンピック銀メダリストの開心那選手は86.66で2位。金メダリストの四十住さくら選手は2回目で転倒したが、85.15をマークして3位に入った。
ブラウン選手は大会後、「この子たちと一緒にまた表彰台に立つなんて、すごすぎる。新しい子たちも出てきて本当に刺激になる。本当にワクワクした」とOlympics.comにコメントしている。
ブラウン選手は父の指導で3歳の時からスケートボードを始め、技はユーチューブで覚えた。20年5月には練習中に約4.5メートルの高さから転落して命にかかわる大けがを負っていた。
世界選手権の成績は、オリンピック出場のためのランキングポイントにもなる。金メダルを獲得したブラウン選手は、来年パリで開かれるオリンピック出場に向け最大ポイントを獲得した。