チーフスがスーパーボウル勝利、38―35でイーグルスを破る
(CNN) 米プロフットボールNFLの王座決定戦「スーパーボウル」は12日、アリゾナ州グレンデールのステート・ファーム・スタジアムで行われ、カンザスシティー・チーフスがフィラデルフィア・イーグルスを38―35で破った。
チーフスのQBマホームズは前半の足首のけがの再発を乗り越えたようで、チームを逆転勝ちに導いた。今回の勝利により、チーフスが黄金時代を迎えたとの見方も出そうだ。
チーフスは2020年のスーパーボウルでも優勝しているほか、21年にはスーパーボウル進出を果たしていた。
トロフィーを掲げるチーフスのQBマホームズ/Brynn Anderson/AP
第2クオーターでタックルを受けるマホームズ/Patrick Breen/The Republic/USA Today Sports/Reuters
チーフスは、マホームズが3人の選手にタッチダウンパスを投げ分けたほか、RBパチェコもランでタッチダウンをあげた。さらに守備では、LBボルトンがファンブルリカバータッチダウンを決めている。チーフスは最後にKハリソンが残り8秒でフィールドゴールを決めて勝利を確実にした。
イーグルスのQBハーツも出色の出来だった。QBとしてはスーパーボウル史上最多となるランでのタッチダウンを3つ決めたほか、ランでも70ヤードを獲得した。試合終盤には2ポイントコンバージョンを成功させて35―35の同点に追いついていた。ハーツはパスでのタッチダウンもひとつ決めている。
チーフスのLBボルトンがハーツに圧力をかける。その後ハーツはファンブル/Ezra Shaw/Getty Images
しかし、ハーツが後悔しているのはファンブルだろう。ハーツのファンブルは、ポストシーズンでイーグルスが記録した最初のもので、チームは第2Qに一時勢いを失ってしまった。