タッカー・カールソン氏、動画投稿で沈黙破る FOXニュース去った件には触れず

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タッカー・カールソン氏がオンライン動画を投稿した/Jason Koerner/Getty Images

タッカー・カールソン氏がオンライン動画を投稿した/Jason Koerner/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米FOXニュースの高視聴率番組の司会者を務めていたタッカー・カールソン氏が26日、オンラインで短い動画を投稿した。今週同局を解雇されて以降、初めて沈黙を破った格好だが、解雇の件や自身の今後に関して直接発言することはなかった。

動画は2分間の短いものだったが、右派の過激な論客として知られるカールソン氏はそこでテレビニュースの現状に対する厳しい見方に言及。放送されている討論は「信じられないほど愚か」で「全くもってどうでもいい」内容だとこき下ろした。

「5年もすれば、討論をしたことさえ忘れてしまうだろう」「参加した本人が言うのだから間違いない」(カールソン氏)

カールソン氏は動画を不可解なメッセージで締めくくった。「どこかにまだ、事実を語る米国人はいるのだろうか? そうした場所はあまり多くは残っていないが、いくつかは存在する。それで十分だ。あなた方がこれらの言葉を耳にする限り、希望はある」

その上で「また近いうちに」と付け加えた。

動画はこの日の米東部時間午後8時過ぎに投稿された。これはカールソン氏が担当していたFOXニュースの番組の放送時間帯に当たる。

同氏の出演しない同時間帯のFOXニュースは視聴率が急落。25日は広告主が重要視する25~54歳の視聴率が、休日ではない火曜日のこの時間としては2001年9月11日の米同時多発テロ前からの最低を記録した。

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