試合に乱入、監督を襲った男を逮捕 英プレミアリーグ
(CNN) サッカーの英イングランド・プレミアリーグの試合中、ピッチ外のベンチ付近に乱入して監督を襲ったとみられる男が、暴行容疑で逮捕された。
現場はイングランド北部リーズのスタジアム。地元のリーズ・ユナイテッドが13日、ニューカッスル・ユナイテッドと対戦した試合の後半で、観客の男がニューカッスルのハウ監督に近づいて食ってかかり、突き飛ばしたとみられる。
地元警察によると男はすでに保釈され、7月に治安判事裁判所に出廷する予定。
リーズは声明で、この男を永久入場禁止としたことを明らかにした。
試合は2対2の引き分けに終わり、リーズは残留争いにとどまることになった。
ハウ監督は試合後の記者会見で、「突き飛ばされたかどうか覚えていない。試合に集中していた時に予想もしないことが起きた」「一瞬のことで、恐怖を感じる時間もあったかどうか」とコメント。選手とスタッフの安全が最優先だと述べ、警備強化を呼び掛けた。
プレミアリーグは先月、イングランド・サッカー協会(FA)、イングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)、フットボール・サポーター協会(FSA)と共同で、サポーターが許可なくピッチに乱入するのは違法行為だとする声明を発表。今シーズンから入場禁止や警察出動などの対応策を強化すると表明していた。