ビニシウス選手への人種差別行為に絡み7人を逮捕 スペインサッカー
警察は声明で、目撃者への聞き込みや公開されたデジタル情報などから証拠を集め、4人の容疑者を割り出したと説明。4人のうち3人は、地元マドリードを拠点とするフットボールクラブの過激なファン集団のメンバーだとした。
バレンシア戦の件での容疑者3人は、年齢が18~21歳。それぞれ別々の場所にいたところを逮捕されたという。警察の広報担当部署がCNNに明らかにした。
ビニシウス選手は過去2シーズン、スペインリーグでの試合中、何度もスタンドから人種差別的な行為を受けてきた。直近のケースとなったバレンシア戦での侮辱行為は審判による公式の試合報告に後半の出来事として記録されたほか、試合の動画でも確認できる。
ジュニオール選手との結束を示すため、リオデジャネイロにあるコルコバードのキリスト像の照明が消された=22日、ブラジル・リオデジャネイロ/Carlos Fabal/AFP/Getty Images
ブラジルのルラ大統領は22日、ビニシウス選手の擁護に回り、スタジアムでの人種差別的行為を非難。国際サッカー連盟(FIFA)や各国のリーグが行動を起こすことが重要だとの見解を表明した。