スーダン軍と準軍事組織、人道支援再開目指す合意文書に署名 米当局

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空爆により建物上空に立ち上る煙=1日、スーダン・ハルツーム/Mohamed Nureldin Abdallah/Reuters

空爆により建物上空に立ち上る煙=1日、スーダン・ハルツーム/Mohamed Nureldin Abdallah/Reuters

(CNN) 米国務省当局者は11日、スーダン国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の代表が、人道支援再開のための基盤固めを目的とする合意文書に署名したことを明らかにした。

双方はサウジアラビアのジッダで「スーダンの民間人を守るための約束宣言」に署名した。まだ停戦合意には至っていない。

当局者はこの宣言の目的について「人道支援を開始し、電気や水など必須サービスの復旧に着手し、病院や診療所から治安部隊を撤収させ、死者を丁重に葬ることができるよう、両軍の行動を導く」と説明している。

当局者は記者団に対し、そうした行動を実行に移すための停戦交渉は、早ければ12日にも始まると説明。「我々はできるだけ早く動いて当事者とともに実際の行動に移す。既にそれぞれの側が行動を起こすための具体的勧告を行い、その一部は実現しつつある」と語った。

さらに、「合意内容に対して当事者に責任を持たせる」ため、停戦監視の仕組みが確立されているとした。

今回の宣言の名称は「この戦闘で苦しむ民間人を助けようとすることに関心があることを強調するため当事者が要請して」つけられたもので、米国とサウジアラビアが仲介して行われた数日間の「事前交渉」を経て署名された。

スーダンでは数週間にわたって続く戦闘のために数百人が死亡、数千人が負傷し、数万人が国外へ避難。同国は内戦の瀬戸際にあり、人道危機的状況に陥っている。

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