マシュー・ペリーさん死去、「フレンズ」共演者が共同で追悼 「計り知れない喪失」
(CNN) 米俳優マシュー・ペリーさんの死去を受け、人気コメディードラマ「フレンズ」の共演者からその死を悼む声が寄せられている。
ジェニファー・アニストンさん、コートニー・コックスさん、リサ・クドローさん、デビッド・シュワイマーさん、マット・ルブランクさんの5人は10月30日、CNNに共同声明を寄せ、「マシューの死に完全に打ちのめされている。私たちは単なる共演者以上の関係だった。ひとつの家族だった」と振り返った。
声明ではさらに「話したいことは山ほどあるが、今はこの計り知れない喪失を悼み、受け入れるための時間を取ろうと思う」と説明。「いずれ可能になった時に、もっと多くを語りたい。いま、私たちの思いと愛はマシューの家族と友人、彼を愛した世界中の人たちと共にある」とつづっている。
ペリーさんは28日、カリフォルニア州ロサンゼルスの自宅で亡くなった。54歳だった。
ペリーさんは1994年から2004年にかけて米NBCテレビのコメディー「フレンズ」に出演。ニューヨークで暮らす親友グループの中のチャーミングな皮肉屋、チャンドラー・ビングを演じた。フレンズは当時屈指の人気を誇ったドラマで、その後もストリーミング配信で若い世代に親しまれている。
ロサンゼルス消防局がCNNに寄せた30日の声明によると、ペリーさんはジャグジーの浴槽で意識不明の状態で発見された。
そばにいた人がペリーさんの頭を水中から持ち上げ、浴槽の縁まで体を運んだ。到着した消防隊が水中から体を引き揚げたという。急きょ検査を行った結果、ペリーさんは消防隊員の到着前に既に死亡していたことが判明した。
ロサンゼルス郡消防局によると、ロサンゼルス市警と検視当局が死亡時の状況について調べているものの、現時点で事件性はないという。