「インサイド・ヘッド2」、世界興収10億ドル突破 今年公開の映画で初
ニューヨーク(CNN) ピクサーが手掛けるアニメ映画「インサイド・ヘッド2」の世界市場の興行収入が10億ドル(約1600億円)を突破した。公開からわずか19日間での10億ドル突破はアニメ映画として史上最速。
インサイド・ヘッド2の成功は低調だった今年の映画業界に活気を与えている。調査会社コムスコアによれば、同作品が6月16日に公開されるまで、国内の興行収入は前年比25%以上の減少だった。
インサイド・ヘッド2は今年最も興収をあげた映画となっているほか、昨年7月に公開された「バービー」以来、興収が10億ドルを突破した初めての作品となった。ディズニーやピクサーが手掛けたアニメ映画として10億ドルを突破した8作目の作品ともなった。
コムスコアの専門家は、過去数週間で国内興収の前年比の赤字が27%から19%に減少したと指摘。赤字幅の減少は主にインサイド・ヘッド2のおかげであり、わずか数週間で映画業界の雰囲気を変えたと語った。
ディズニー幹部は声明で、「驚異的な節目を記録的な早さで達成できたことに本当に興奮している。世界中の観客が素晴らしい映画を求めて集まって来ることを改めて証明した。作品の目覚ましい成功は、ピクサーのチームの信じられないほどの創造性の証しであるだけでなく、映画鑑賞の最高の事例でもある」と喜びを語った。