テニス・ウィンブルドン男子単 アルカラスが連覇、ジョコビッチ破る
(CNN) テニス四大大会のウィンブルドン選手権は男子シングルス決勝が行われ、カルロス・アルカラス(スペイン)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6―2、6―2、7―6で破り大会連覇を遂げた。
今大会の優勝により21歳のアルカラスはウィンブルドンでの王座防衛を成功させた初のスペイン人選手となった。この偉業は同じくスペイン出身の偉大なテニス選手ラファエル・ナダルでさえ成し遂げたことがない。
アルカラスは四大大会の優勝回数が4回となった。一流の選手へと急速に成長しているアルカラスだが、偉大な先人のほとんどが成し遂げられなかったペースでタイトルを積み重ねている。アルカラスは今や、同じシーズンで全仏オープンとウィンブルドンの両方に勝利した6人目の選手となった。これまでに全仏と全英の同シーズンでの優勝を成し遂げたのは、ロッド・レーバー、ビョルン・ボルグ、ナダル、ロジャー・フェデラー、ジョコビッチの各選手だけだった。
ボールを打ち返すノバク・ジョコビッチ/Andrej Isakovic/AFP/Getty Images
アルカラスは試合後のコートでのインタビューで、同じ年に全仏と全英で優勝した選手のひとりとなれて光栄だと述べた。
ジョコビッチは試合後のコートでのインタビューで、アルカラスについて「素晴らしいテニス」だったとたたえ、アルカラスが勝者に値したと述べた。