スペイン人観光客、ゾウの群れに襲われ圧死 写真撮ろうと近付く 南ア

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南アフリカのピラネスバーグ国立公園/Christian Heinrich/imageBROKER/Shutterstock/File

南アフリカのピラネスバーグ国立公園/Christian Heinrich/imageBROKER/Shutterstock/File

(CNN) 南アフリカのピラネスバーグ国立公園で、ゾウの写真を撮ろうと近付いたスペイン人観光客の男性が、群れに押しつぶされて死亡した。現地の警察が10日、CNNに明らかにした。

警察によると、死亡したのは43歳の男性で、7日に同国立公園を訪れ、車から降りて至近距離で動物たちの写真を撮ろうとしていた。男性には婚約者のほか2人の女性が同行していた。

ピラネスバーグ国立公園は南アフリカで4番目に大きい国立公園。7000頭以上の動物が生息しており、観光客に人気がある。

死亡した男性の一行は、「ゾウ3頭と子ゾウ3頭」を見かけて車を止め、男性が車を降りて写真を撮ろうと近付いたところ、ゾウの群れに襲われた。

地元観光委員会によると、同行者やその場にいた人たちが止めようとしたが、男性は耳を貸さず、道路から離れた場所で餌を食べていたゾウの群れに近付いたという。

「大人のゾウが男性に襲いかかり、男性は逃げようとしたが逃れられなかった。そこへ群れのゾウ全頭が加わって、男性は逃げられないまま押しつぶされて死亡した」(観光委員会)

ゾウの群れはそのまま現場からいなくなり、ほかの人を襲うことはなかった。

「一部始終を目的した人たちの証言から推測すると、メスのゾウが男性を襲ったのは、群れと子どもを守るためだったと思われる」(観光委員会)

南アフリカではゾウが人を襲うことは珍しくない。2019年にはクルーガー国立公園で、密猟者と思われる男性がゾウに襲われて死亡し、遺体がライオンに食べられていた。

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