パリ市長、セーヌ川で泳ぎ「きれいな水」強調
(CNN) パリのイダルゴ市長(65)は17日、パリ五輪の一部競技に使われるセーヌ川の水質への懸念を払拭(ふっしょく)しようと、自ら川に飛び込んだ。
セーヌ川は26日に開会式の舞台となり、月末にはアレクサンドル3世橋がトライアスロンの発着点となる予定。だが先月3日から今月2日に実施された水質検査でも、大腸菌の許容限度を上回る日のほうが多かった。
イダルゴ氏は頭を沈めて泳ぎ、記者団に「夢が実現した。五輪が終わったら川にプールをつくり、市民と観光客に開放しよう」と話した。
大会組織委員会は日光や気温上昇により水質が改善したとしている/Julien De Rosa/AFP/Getty Images
先週はウデアカステラ・スポーツ相もセーヌ川で泳いでいた。
水質検査では、雨が降ると大腸菌が急増することが裏付けられている。先月30日も、前日の雨でアレクサンドル3世橋付近の大腸菌濃度が「良好」とされる水準の2倍に達したが、先週になって許容範囲に戻った。
大会組織委員会は、太陽からの紫外線や気温の上昇で水質が改善したとの見方を示している。