フランス対テロ部隊の兵士、刺される パリ五輪開幕を翌週に控え
パリ(CNN) フランスの首都パリ中心部の駅で15日夜、対テロ部隊に配属されていたフランス人兵士1人が刺された。フランス政府の当局者が明らかにした。フランスでは1週間あまり後に2024年パリ五輪の開幕を控えている。
フランスのダルマナン内相はX(旧ツイッター)で、「センティネル作戦を担う兵士がパリ東駅でパトロール中に刺された。深刻な容体ではない。実行犯は逮捕された」と明らかにした。
センティネル作戦は2015年1月に起きた風刺週刊紙「シャルリー・エブド」襲撃事件の後に創設された対テロ軍事作戦。
フランスは五輪を前にパリ周辺の治安体制を強化しており、その中にはセンティネル作戦の強化も含まれる。
フランスのルコルニュ国防相はXで負傷した兵士に見舞いの言葉を寄せ、フランス人の安全確保に貢献している軍隊への支援と感謝を表明した。