バンス議員の自伝、出版から8年経て再びベストセラーに 米副大統領候補指名で
(CNN) 今秋の米大統領選に共和党の副大統領候補に指名されたJ・D・バンス上院議員の自伝が出版から8年を経て、ベストセラーのリストに入った。自伝を基にした映画の視聴数も急増している。共和党の全国大会で副大統領候補に指名されたことが追い風となった。
ベンチャーキャピタリストでイエール大卒のバンス氏は2016年、自伝「ヒルビリー・エレジー」を出版した。自伝はたちまちベストセラーとなり、ロン・ハワードが監督を務め、グレン・クローズやエイミー・アダムスが出演したネットフリックスの映画「ヒルビリー・エレジー ―郷愁の哀歌―」も20年に制作された。
自伝は、トランプ前大統領による副大統領候補への指名が発表されてから24時間と経たないうちにアマゾンのベストセラーリストのトップに躍り出た。
映画の方は16日にネットフリックスの米国での上位10作品のうちの6位に入った。
ルミナイトの調査によれば、副大統領候補に指名された前日と比較して視聴数が1179%増加した。バンス氏が副大統領候補に指名された15日の視聴時間は1920万分とバンス氏の指名がうわさされていた14日の同150万分から急増した。