米共和党全国大会、ヘイリー氏が登壇 トランプ氏への支持表明

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共和党全国大会で登壇したニッキー・ヘイリー氏=16日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー/AFP via Getty Images

共和党全国大会で登壇したニッキー・ヘイリー氏=16日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー/AFP via Getty Images

(CNN) 米国の国連大使を務め、今年の大統領選の共和党予備選でトランプ前大統領と党の指名獲得を争ったニッキー・ヘイリー氏が16日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催中の共和党全国大会で登壇し、党の大統領候補として正式に指名されたトランプ氏への支持を表明した。

ヘイリー氏は歓声に応え、「トランプ大統領からこの大会で発言するように頼まれた。結束を表明するために」と述べた。

その上で「丁重な招待」を喜んで受け入れたとし、「ドナルド・トランプを強く支持する。以上」と明言した。

ヘイリー氏の演説に耳を傾ける聴衆=16日、ウィスコンシン州ミルウォーキー/Rebecca Wright/CNN
ヘイリー氏の演説に耳を傾ける聴衆=16日、ウィスコンシン州ミルウォーキー/Rebecca Wright/CNN

ヘイリー氏が招待されたのは大会の数日前。先週の時点で同氏の広報担当者はCNNの取材に応え、招待はされておらずヘイリー氏自身にとっても「それで問題はない」と明かしていた。

壇上でヘイリー氏は有権者に向け、トランプ氏に100%同意する必要はないとしつつ、それでも我々とトランプ氏とは意見が食い違うよりも同じになることの方が多いとの見解を示した。

ヘイリー氏はこの他ウクライナ情勢に触れ、ロシアによるクリミア半島への侵攻は2014年のオバマ政権下で、ウクライナに対する全面侵攻は22年のバイデン政権下でそれぞれ起きたと指摘。

「しかしドナルド・トランプが大統領だった時、(ロシア大統領の)プーチンは何もしなかった。侵攻も戦争もなかった。それは偶然ではない。プーチンが当時ウクライナを攻撃しなかったのは、ドナルド・トランプがタフであることを知っていたからだ」と語った。

共和党全国大会で登壇した米フロリダ州知事のデサンティス氏=16日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー/Will Lanzoni/CNN
共和党全国大会で登壇した米フロリダ州知事のデサンティス氏=16日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー/Will Lanzoni/CNN

大会ではやはりトランプ氏と党の大統領候補指名獲得を争ったデサンティス・フロリダ州知事も登壇し、トランプ氏の国境政策や経済政策を称賛。トランプ氏が大統領だった時の米国は他国から尊敬されていたとの認識を示した。

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