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米当局、「イランがトランプ氏暗殺を計画」の情報入手 銃撃との関連は不明 CNN EXCLUSIVE

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閑散とした事件後の集会場=ペンシルベニア州バトラー/Evan Vucci/AP via CNN Newsource

閑散とした事件後の集会場=ペンシルベニア州バトラー/Evan Vucci/AP via CNN Newsource

(CNN) 複数の情報筋がCNNに明らかにしたところによると、米当局はイランがトランプ前大統領の暗殺を企てているとの情報を入手し、これに基づきシークレットサービス(大統領警護隊)はここ数週間、トランプ氏の警護を強化していた。

トランプ氏は13日にペンシルベニア州で演説中に銃撃されて負傷した。情報筋によると、射殺されたトーマス・マシュー・クルックス容疑者(20)がイランの暗殺計画に関与していたことを示すものはないという。

敵対する外国の情報機関による脅威があったことや、トランプ氏の警護が強化されていたことから、警護に過失がなかったか疑問が向けられることになりそうだ。

ある安全保障当局者によると、シークレットサービスとトランプ氏の陣営は13日の集会の前に脅威について知らされていたという。

この当局者はCNNに、国家安全保障会議(NSC)とシークレットサービスが高官レベルで連絡を取り、トランプ氏の陣営も脅威を認識していたと明らかにした。脅威が増していることを受けて、シークレットサービスはトランプ氏の警護に職員らを追加配備していたという。

トランプ氏の陣営は警護の詳細についてはコメントしていない。

情報筋によると、シークレットサービスの当局者はトランプ氏側に、屋外での集会はリスクが高いと繰り返し警告してきた。

シークレットサービスの報道官は16日、「特定の脅威についてはコメントできない」とし、「シークレットサービスを含む当局は潜在的な脅威についての情報を絶えず受け取り、必要に応じてリソースを調整している」と述べるにとどまった。

13日の銃撃事件を捜査している連邦捜査局(FBI)はコメントを控えた。

NSCのワトソン報道官は「捜査当局は現時点で、銃撃犯と共犯者や共謀者とのつながりを示すものは見つかっていないとしている」と述べた。

イランの国連代表部は、同国によるトランプ氏暗殺の計画を否定した。同代表部の報道官はCNNに「暗殺計画は根拠がなく、悪意のある主張だ。イランからすればトランプ氏はソレイマニ司令官殺害を命じた罪で、法廷で裁かれるべき人物だ。イランは法的に責任を追及する道を選んでいる」と述べた。

イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」を率いていたガセム・ソレイマニ氏は2020年1月に米軍の空爆で死亡し、イランは繰り返し復讐に言及してきた。

米司法省は22年にトランプ政権で国家安全保障担当大統領補佐官を務めたジョン・ボルトン氏の暗殺を企てようとしたとして、イラン革命防衛隊のメンバーの訴追を発表した。

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