大谷選手の「50―50」ボールめぐり、少年が提訴 「キャッチしたボール奪い取られた」

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米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手/Megan Briggs/Getty Images

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手/Megan Briggs/Getty Images

(CNN) 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(30)が達成した50本塁打・50盗塁の「50―50」ボールをめぐり、18歳の少年が訴訟を起こしたことが分かった。

大谷選手は19日、今シーズン50本目のホームランと50盗塁という史上初の偉業を成し遂げた。

このときのボールは競売会社ゴールディンによってオークションに出品され、最低入札額は50万ドル(約7250万円)。ただし個人が450万ドル(約6億5300万円)で即決購入することもできる。オークションは東部時間27日正午に開始され、10月16日に終了予定。

しかし、フロリダ州の裁判所に25日に提起された訴訟で18歳の少年はボールの正当な所有者は自分だと主張し、ボールの「隠匿、持ち去り、売却」を阻止するための「仮処分」を求めている。

少年は18歳の誕生日にドジャース対マーリンズの試合に行き、ボールをキャッチしたと主張している。しかし数秒後に被告のうちの1人が少年の「腕を脚の間に挟み、少年の左手から50―50ボールを奪い取った」という。

訴状によると、被告は不当に力ずくでボールの支配権を入手し、警備員にスタンドから連れ出され、原告が所有していたボールは被告が所有することになった。

訴状には、複数のファンが撮影した映像証拠のスクリーンショットも含まれており、被告が少年の手からボールを奪い取り、高く掲げている様子が捉えられている。

被告のうちの2人はボールを売るつもりだとSNSでほのめかしていたという。

訴状は、このボールは他では代えがきかない唯一の品物であり、もし売れてしまえば、少年は「取り返しのつかない損害」を受けることになるとしている。

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