ロナルドがハットトリック、スペインと引き分け W杯
(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は15日、1次リーグのポルトガル対スペインの試合が行われ、ロナルドのハットトリックでポルトガルが3-3の引き分けに持ち込んだ。
スペインリーグの強豪レアル・マドリードに所属するスター、ロナルドは前半4分にPKで先制点を奪取。その後スペインのディエゴコスタに得点を決められるも、同44分にロナルドのロングシュートがスペインのGKデヘアの指をすり抜け、ポルトガルに再び勝ち越し点をもたらした。
しかし後半、スペインはディエゴコスタの2ゴール目やナチョの得点で3-2とリード。残り時間わずか数分となる中、ロナルドはカーブを描くFKをゴール上隅に決め、敗北寸前の状況からポルトガルを救った。
ロナルドは今回の活躍で歴史に名を刻んだ。主要トーナメント8大会連続でゴールを決めたのはロナルドが初で、4回のW杯で得点を奪ったのは史上4人目だ。
ハットトリックはW杯史上51回目。ロナルドのキャリア通算でも51回目のハットトリックとなった。ロナルドは現在33歳と130日で、W杯史上最高齢でハットトリックを達成したプレーヤーともなっている。
ロナルドは記者団に、W杯での自身最高のプレーになったと説明。「良いプレーができてチームにも満足している。試合結果は最終的に妥当なものだったと思う」と語った。
同じグループBではこの日、イランがモロッコを1-0で下し、グループ首位に立った。
またグループAでは、ウルグアイがエジプトに1-0で勝利。ウルグアイのヒメネスによる得点の後、カメラはエジプトのFWサラーが失意の表情を浮かべる様子を映し出した。肩の負傷からのリハビリを続けるサラーは、ベンチ入りしたものの出場できなかった。