ウィキリークス事件、勾留中の米兵に高まる支援の輪
アサンジュ容疑者は19日の演説で、「もしブラッドリー・マニングが起訴内容通りのことをしたというのなら、彼は英雄だ」と主張した。
その様子をテレビで見守った元空軍兵のマイケル・サーマン氏(24)は、カリフォルニア州オークランドの刑務所から釈放されたばかり。同地にあるオバマ大統領の選挙事務所前で16日にマニング上等兵を支援する集会を開き、立ち退き要求に応じなかったとして、ほかの5人とともに不法侵入の容疑で逮捕された。マニング上等兵の釈放を求めて元兵士仲間数人とともに組織したデモ行進には60人が集まったという。
「ブラッドリーの収監は長過ぎる。正当な扱いを受けさせるべきだとオバマ大統領に訴えたかった」とサーマン氏は話す。
インターネットには「真実を明るみに出すことは犯罪ではない。ブラッドリー・マニングを釈放せよ」「オバマよ、告発者をなぜ罪に問うのか」などの横断幕を掲げたデモ参加者の写真が投稿された。