ツイッターでインフルエンザ流行地域の予測目指す 米研究
ソーシャルメディアによる追跡自体は新しいテーマではない。ツイッターやフェイスブックへの書き込みに基づく地図や、グーグルで検索されるキーワードから流行状況を推測するサイトも登場している。グーグルは2009年、米疾病対策センター(CDC)と共同で同年大流行した新型インフルエンザにそのツールを適用している。
ただしインフルエンザなどの流行に最も敏感な高齢者や子どもは、ネット上にリアルタイムの投稿をしない傾向が強い。従って、ソーシャルメディアの追跡では、これらの人々の状況が反映されにくいという弱点もある。
一方、CDCが病院や保健当局からの報告を基に毎週発表しているインフルエンザ情報は、ソーシャルメディアに比べて遅れが出るものの、ウイルスの型まで判別し、ワクチンの配合などに役立てられている。