火星探査機操縦の職員、NASAからグーグルへ転職
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「キュリオシティ」の操縦を担ってきた職員が、NASAをやめて米インターネット検索大手のグーグルに転職する。
NASAジェット推進研究所のスコット・マクスウェルさんは2004年以来、地球から火星探査機の操縦に携わってきた。CNNのインタビューにも「子どもの頃から夢見ていた仕事ができて、信じられないくらい幸運」と語っていたが、このほどグーグルの交流サイトで、同社への転職を打ち明けた。
NASAでの勤務は8日が最後だったといい、「15年の結婚が破局したようなもの。JPL(ジェット推進研究所)と私は方向を違えるようになり、もう私には合わなくなった」とマクスウェルさんは言う。
グーグルでは、インターネットなどで安定した性能を保証するためのソフトウエア開発を担当する。例えばブラウザーにグーグルのアドレスを入力して同社のホームページを確実に表示させるためには、こうした技術が欠かせない。これは火星上の機材を操るソフトウエアにも共通するという。