新しいiPhone、この夏にも登場? 米紙報道
(CNN) 米アップルは数カ月以内に新しい「iPhone(アイフォーン)」の製造を開始し、この夏にも発表する可能性がある。米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が4日までに、iPhoneの製造に詳しい複数の関係者の話として伝えた。
同紙によると、新しいiPhoneのサイズや形状は現行モデルの「iPhone5」と同じだが、途上国向けに価格を抑えたモデルも開発している可能性がある。
iPhoneは2007年のデビュー以来、毎年新しいモデルが発売されてきた。発表は夏から秋に行うのが恒例で、iPhone5は2012年9月、iPhone4Sは2011年10月、それより前のモデルは夏の間に発表されているものがほとんどだ。
アップルが毎年開く年次開発者会議が発表の場になる可能性もある。同会議は6月にサンフランシスコで開かれるのが恒例だが、2013年の日程はまだ発表されていない。
WSJによれば、iPhoneの低価格版はさまざまな色のモデルが開発されているという。
アップルはこれまで値段よりも品質を重視することが多かったが、アジアや南米といった新興市場で競争力を保つためには価格を引き下げる必要があるとみられる。価格が下がった旧モデルも依然として好調な売れ行きを保っているが、グーグルの携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した機種に比べると、まだ価格が高いのが現状だ。