イスラエル政府サイトにサイバー攻撃 「アノニマス」名乗る
(CNN) イスラエルの複数の政府機関ウェブサイトが7日、ハッカーによるとみられる攻撃を受けてダウンした。これに対し、イスラエル側からもハッカーのサイトにサイバー攻撃が仕掛けられた模様だ。
ダウンしたのは、イスラエルの国会や選管当局のサイト。一方、「イスラエル作戦」と称して攻撃を呼び掛けているサイト自体も攻撃を受け、反イスラエルのスローガンに代わってイスラエルの国歌が流れた。
動画投稿サイト「ユーチューブ」では先週、「アノニマス・アラブ」と名乗るグループがイスラエル攻撃を予告するビデオを流していた。
ビデオでは覆面の人物が、「第1段階ではこの声明の発表に続き、インターネットから組織的にユダヤ系サイトを排除する。第2段階では(イスラエルの)将来計画を明らかにして、人道犯罪を世界に暴く。第3段階として、これをアノニマスから(イスラエルへ)の贈り物とみなす」との声明を読み上げた。
同国のサイバーセキュリティー対策当局トップは、イスラエル放送とのインタビューで「予想した通り、今のところ実質的な被害は出ていない。ハッカー側は重要なインフラに損害を与えるような手段を持っていない」と自信を示した。