マイクロソフト、新型ゲーム機「Xbox One」年内に発売
ワシントン州レドモンド(CNNMoney) 米マイクロソフトは21日、新型ゲーム機「Xbox One」を年内に発売すると発表した。身振りや音声でゲーム機を操作できる「キネクト」も改良し、次世代型のコンテンツに対応させる。
Xbox Oneは、ハードウェア面から見ると全体的にパワーアップしているものの、現行の「Xbox 360」に比べて劇的な変化はほとんどなく、ソニーの「プレイステーション4」と似たような仕様になった。平たい長方形の本体は、実用的な雰囲気が強まっている。
一方、キネクトには体のバランスや心拍数などを感知できる機能が搭載された。Xbox Oneに取り込んだテレビ番組や映画の再生、ケーブルテレビ視聴などの機能も、キネクトを使って音声や身振り手振りで操作することが可能。リビングルームのオーディオ機器を操作する中心的リモコンとしての役割をキネクトに持たせている。
マイクロソフト幹部はキネクトの音声操作機能を使って、Xboxのスイッチを入れたり、ゲームからアプリ、テレビへと切り替えたりして見せた。
さらに、同社のOS「ウィンドウズ8」の「スナップモード」という機能を使って画面の一画に関連情報を表示できる機能や、傘下のインターネット電話サービス「スカイプ」を使った通信機能も披露された。
ゲームソフトについては、同社の人気ゲーム「ヘイロー」の新シリーズ制作をスティーブン・スピルバーグ監督が手がけると発表。Xbox Oneの発売と同時にオリジナルゲームも発売するほか、米ゲームメーカーのエレクトロニック・アーツなども対応ゲームの発売を予定している。
Xbox Oneの発売日は未定。価格も発表されていない。