米アップル、３四半期連続の減益　ｉＰｈｏｎｅは好調

ニューヨーク（ＣＮＮＭｏｎｅｙ） 米アップルは２８日、２０１３年７～９月期の決算を発表した。売上高と純利益はいずれも市場の予想を上回ったものの、３四半期連続の減益決算となった。

売上高は市場予想の３７０億ドルに対し、３７５億ドルを記録。純利益も７５億ドルと市場予想を超えたが、前年同期の８２億ドルからは大きく減少した。

粗利益率は前年同期の４０％から３７％に下がり、年間ベースで７四半期連続の低下を示した。１０～１２月期についても、市場予想の３８．６％を下回る３６．５～３７．５％と推定している。

アップルの株価は時間外取引で一時４％も下落したが、その後持ち直した。

ティム・クック最高経営責任者（ＣＥＯ）は記者会見で、同社の業績が「かつてないほど好調」だと強調。ピーター・オッペンハイマー最高財務責任者（ＣＦＯ）は粗利益率低下の要因として、新製品発表にともなう生産コストの上昇を挙げた。

スマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」の販売台数は、９月に発売した「５ｓ」と「５ｃ」を含めて３３８０万台と、前年同期に比べ２６％の伸びを示した。一方でパソコンの「Ｍａｃ（マック）」は、前年同期比７％減の４５０万台にとどまった。