フェイスブックは古き良き過去? 10代離れの実態
コネティカット州の高校に通うアレックス・ヘイガーさん(16)によると、同級生の間で人気が高いのは、ビデオクリップアプリの「Snapchat」やメッセージツールの「KiK」など。フェイスブックで何百人もの友人を相手に発信するよりも、仲間内で直接コミュニケーションができるこうしたツールの方が好まれるという。
「フェイスブックでは親しさの度合いに関係なく、学年の誰もが友達だった」「だから誰かが同じ学年の誰かと交流すると、すぐにみんなに伝わった」(ヘイガーさん)
今では学校のスポーツイベントなどの動画をフェイスブックに掲載することはあっても、「近況報告や写真などの投稿にフェイスブックを使うことはほとんどなくなった」という。
フェイスブックはこの傾向について、それほどの影響はないと強調する一方で、対策と思える変更を打ち出している。
10月にはプライバシー設定機能を変更し、初めて10代のユーザーが自分のプロフィルを公開できるようにした。また、友達リクエストを承認していない相手でも自分の投稿を参照できる「フォロー」機能を有効にすることも可能になった。
10代のユーザーのアカウントは、初期設定では友人しか参照できない状態になっていて、公開設定に切り替えると警告が表示される形だ。