アップル、「iOS 8」披露 健康管理や家電操作も
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルは2日にサンフランシスコで開いた年次開発者会議で、スマートフォンの「iPhone」やタブレット端末の「iPad」向けの次期OS(基本ソフト)「iOS 8」と、パソコンの「Mac」向けの次期OS「OS X Yosemite(ヨセミテ)」を披露した。いずれも今秋にダウンロード提供を開始する。
iOS 8は主な新機能としてユーザーの心拍数や睡眠、体重、血圧などを測定できる健康管理アプリの「HealthKit」が登場。健康データを主治医に送信したり、他社のフィットネス機器やアプリと連携させたりもできる。
さらに、端末がロック状態でも通知画面からメールなどに直接返信できる機能や、グループメッセージで音声や動画を送信できる機能、保護者が子供の居場所を追跡できる機能などが加わった。
iPadやiPhoneから自宅のネット家電を操作できる新製品の「HomeKit」も披露した。iOS 8搭載のiPhoneなどを利用して、インターネットに接続された照明器具やカメラ、玄関の施錠、空調といったシステムを操作できる。