米国務省のメールシステムにハッキングか、安全対策強化へ
ワシントン(CNN) 米国務省で最近、非機密扱いの電子メールシステムの一部に不審な活動の形跡が見つかったことが、同省高官の話で明らかになった。
同高官が16日に語ったところによると、国務省はこれを受けてメールシステムのセキュリティー強化を図っている。同省の機密システムの情報は一切漏れていないという。
米政府では先月、オバマ米大統領の側近らが使うホワイトハウスのコンピューター・システムに対し、ハッカーが侵入したとみられる攻撃があった。事情を直接知る米当局者らは当時、ロシアのハッカーによる犯行が疑われると話していた。
これに対してロシアのペスコフ大統領報道官は「何か証拠があるのか」と反問。「ロシアは最近何度もいわれのない疑いをかけられている。証拠がない限り真剣に受け止めることはできない」と、不快感をあらわにしていた。