ウィンドウズ10披露、復活メニューやホログラム機能も
ニューヨーク(CNNMoney) 米マイクロソフトは21日、年内に登場予定の次期OS「ウィンドウズ10」に搭載される新機能を披露した。「ウィンドウズ8」が不評だったことを反映して「ウィンドウズ7」に近い使用感を復活させる一方、立体画像をホログラム表示できる新機能などを提供する。
ウィンドウズ8.1のユーザーにはウィンドウズ10を無料で提供する。これまでOSで多大な収益を上げてきたマイクロソフトにとって、無料提供は大きな方針転換となる。
新しいホログラム機能の「ウィンドウズ・ホログラフィック」では、付属のゴーグル「ホロレンズ」とウィンドウズ10を併用すれば、身の回りの空間に3Dの立体画像を浮かび上がらせることができる。
ホロレンズは内蔵のホログラム処理チップでユーザーの動作や音声、見ている方向を認識して立体画像を表示する。ウィンドウズ10搭載のアプリ「ホロステュディオ」を使えば音声や身振りで3Dオブジェクトを作成し、3Dプリンターで印刷できる。
閲覧ソフト(ブラウザー)は「インターネット・エクスプローラー(IE)」に代わって、コードネームで「プロジェクト・スパルタン」と呼ばれる新ブラウザーが登場する。指やスタイラスで画面をなぞって印を付けたり共有したりできる機能が搭載されるほか、音声操作ツールの「コルタナ」と連携できる機能なども備える。