航空機脅迫が50件超、当局が捜査 米
(CNN) 米旅客機2機に対する爆破予告で戦闘機が出動し、両機を空港まで誘導した騒ぎの後、同じような内容の脅迫が相次いでインターネットに投稿され、米連邦捜査局(FBI)が捜査を行っている。
当局によると、ネットに投稿された航空機に対する脅迫は、旅客機の爆破予告で戦闘機が出動した17日以来、28日までに50件を超えた。ほとんどは騒ぎを真似たいたずらとみられ、調べた結果、信ぴょう性のあるものは1つもなかった。
FBIの広報は28日、「こうした脅迫については捜査当局と航空会社が連携して捜査を続けている」と述べ、投稿した人物が見つかれば刑事訴追される可能性もあると警告した。
軍当局者によると、17日の事件ではツイッターに投稿された爆破予告に信ぴょう性があると判断し、F16ジェット戦闘機が出動してサウスウエスト航空とデルタ航空の旅客機をアトランタの空港まで誘導した。
両機は空港に無事着陸。爆弾処理班が出動して捜索したが、不審物は見つからなかった。
この騒ぎで滑走路が一時的に閉鎖され、ほかの便にも遅れが出た。両機に乗っていた乗客は事情を聴かれ、手荷物は爆弾処理班の捜索を受けた。