米アップルの10~12月期、利益・売上とも過去最高
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが27日発表した2014年10~12月期の決算は、9月発売の新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)6」が好調な売れ行きを示したことから純利益、売上高とも過去最高を記録した。
発表によると、純利益は前年同期から37%余り増えて約180億ドル(約2兆1000億円)となった。これはロシアの政府系天然ガス大手、ガスプロムが2011年1~3月期に出した一企業としての史上最高額、162億ドルを上回る新記録となった。
売上高も前年同期を30%近く上回る746億ドル。世界記録には及ばなかったものの同社史上最高額を記録した。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は「アップル製品には、もともと高かった期待をさらに上回る過去最大の関心が集まっている」と述べた。
決算発表を受け、同社の株価は時間外取引で5%上昇した。
大幅な増収増益をけん引したのは、iPhoneの世界的なヒットだ。純利益、売上高ともに、iPhoneが3分の2を占めた。10~12月期の販売台数は7450万台。クックCEOによると、毎時間平均3万台のペースで売れた。これは13年10~12月期に樹立した5100万台の記録を更新する数字となった。