フェイスブックで「離婚手続き」、裁判所が承認 米NY
(CNN) 米ニューヨークの裁判所はこのほど、インターネットの交流サイト(SNS)大手「フェイスブック」を通して離婚申し立ての手続きを取ることを認める判断を下した。同市ブルックリンの女性が、夫にはほかに連絡する手段がないと主張していた。
近い将来、フェイスブックのタイムラインには「交際中」「結婚しました」だけでなく、「離婚を申し立てられました」などと表示される日がくるかもしれない。
ブルックリン在住のガーナ人女性、エラノラ・アーサー・バイドゥーさんは、数年前から夫との離婚を望んでいた。だが担当弁護士によると、夫は「住所も勤務先も不定だ」と繰り返し、電話でも連絡がつかない。離婚申し立ての手続きに必要な「呼び出し状」を届けたくても、拒否される状態が続いた。
しかし、そんな夫もフェイスブックにはアカウントを持ち、絶えず閲覧していることが分かっていた。同弁護士はこの事実を証明するとともに、バイドゥーさんが「代替手段」で呼び出し状を送付することを認めてほしいと、裁判所に申し立てた。