英専門家が100年後の都市を予想 宇宙港や屋上農場も
(CNN) 今から100年後、ロンドンのような都市はどんな姿になっているのだろうか――。英国の専門家チームがこのほど作成した予想図には、スペースポート(宇宙港)や屋上農場などのアイデアが描かれている。
予想図は英王立工学アカデミーのリース・モーガン氏、著名建築家のアーサー・マムー=マニ、トビー・バージェス両氏と都市計画の専門家、リンダ・エイトケン氏のチームが、科学技術をテーマにした英テレビ局の新番組に合わせて作成。
都市への人口集中や地球温暖化、海面上昇など、現代人が直面するさまざまな問題を反映した内容になっている。
未来都市を上空から眺めると、高層ビルの屋上でウシが草を食んでいる。海に目を移せば、ドーバーの白い断崖を背景に浮かぶ水上都市。そこに建つ集合住宅は、個々の居住ブロックを自由に組み上げることで、建物全体の形態を複雑に変化させることができる。
海底都市や超高層ビルが並ぶ空中都市、多層構造の地下施設、巨大な3Dプリンターで丸ごと建設される家といったアイデアも、住宅難の解決策になりそうだ。
内部の気象条件を自由に設定できるビルや、都市全体に張り巡らされた壮大な橋、火星や月へ気軽に出かけられるスペースポートも登場する。