米軍トップも使用のメール網、不審な挙動で接続遮断の措置
ワシントン(CNN) 米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長をはじめ兵士や職員など数百人が使っている電子メールネットワークで不審な挙動が検出され、先の週末にかけて同ネットワークを外部との接続から遮断する措置が講じられた。米国防総省が28日、CNNに明らかにした。
当局は詳しい経緯を明らかにしていないが、国防総省のヘンダーソン報道官によれば、米軍のサイバー軍が現在、この問題について調査を進めているという。
不審な挙動が見つかったのは非機密扱いの電子メールネットワークで、これまでのところ機密システムが被害に遭った形跡はないとしている。
デンプシー議長ら幹部のためには代替措置が講じられ、自分の非機密メールを利用できるようにした。
現時点では、「影響が出たネットワーク全体のサイバーセキュリティーリスクを緩和する」ための対策に重点が置かれていると当局者は説明している。