妖怪ウォッチ――日本文化とゲームの融合

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(CNN)  奇妙でかわいいキャラクターを集めるニンテンドー3DS用ゲームソフト「妖怪ウォッチ」は一見すると、同じく任天堂の携帯ゲーム機で人気を博した「ポケットモンスター」とよく似ている。しかし、日本文化との深いつながりが、妖怪ウォッチに独特な味わいを与えている。

ゲームの仕掛けはシンプルだ。開発元であるレベルファイブの社長兼最高経営責任者(CEO)である日野晃博氏は「現代の子どもたちの日々の生活の中で起こる奇妙で説明が付かない事柄を全て、目に見えない『妖怪』と呼ばれる存在によって引き起こされているものとして笑い飛ばす」と説明する。

プレーヤーは架空の町で特別な時計を使い、周囲にいる妖怪を探したり、集めたりするほか、闘いの場面では妖怪の能力を操りもする。

ポケットモンスターに出てくるピカチュウなどと違って、妖怪は長い間、日本の民間伝承の一部だった。

日本の妖怪についての著書があるマット・アルト氏は、妖怪は古い時代に人々が理解出来ないことを説明するために使われてきたと説明する。「山の中でこだまが聞こえると、今なら音響のせいだと分かっているが、昔は、犬のような姿の『やまびこ』という妖怪によって引き起こされると考えられていた」

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