「コンピューターは愛情学び人間を超える」 発明家の未来予想
そうした技術を利用できるのは、例えばスマートフォンのように、最初は富裕層に限られるかもしれないが、やがて大量生産されるようになって値段が下がり、「ナノボットは誰にでも行き渡るようになる」という。
人間の仕事の多くはAIに取って代わられるかもしれないが、未来人の雇用については楽観しているとカーツワイル氏は言う。ただ、タイソン氏に具体的な職種を挙げるよう促されると言葉に詰まった。結局のところ、現代の半導体設計やウェブサイト開発といった職業は1910年代には誰にも予測できなかった。
脳内のナノボットは新しい五感も生み出す。耳で聴く音楽や舌で味わう料理を超えて、「他の感覚で楽しむ芸術や祭典が創出される」とカーツワイル氏は予測している。