「コンピューターは愛情学び人間を超える」 発明家の未来予想
ニューヨーク(CNNMoney) 怖くなるほど正確な未来予想で知られる米発明家のレイ・カーツワイル氏が、コンピューターは2029年までに愛情や人格を身に着けて、人間並みか、恐らく人間を上回る知能を習得するだろうと予測した。
カーツワイル氏はニューヨークで7日、天体物理学者のニール・ドグラース・タイソン氏と人工知能(AI)や未来の技術について対談。「コンピューターが人間並みの知能を身に着けるといっても、論理的知能のことを言っているわけではない」「コンピューターは人を笑わせたり、愛情を表現するようになる。それこそ人間の知能の最先端だ」と語った。
コンピューターがいつかノーベル賞を受賞するような小説を書くようになり、「人を人たらしめている側面さえ奪う」のかとタイソン氏が問いかけると、「我々はその知能を組み合わせる」とカーツワイル氏。
人は脳内の細胞ほどの大きさのナノボットを使ってインターネットに接続し、「マトリックス」の映画のように、スキルをダウンロードするようになるとカーツワイル氏は予想する。遺伝子をコンピューターのコードのように編集して病気を治療する未来も描いて見せた。