無人機の目撃情報が激増、月100件以上 米
(CNN) 米連邦航空局(FAA)は27日までに、小型無人飛行機(ドローン)の目撃情報が1カ月当たり100件以上に達する現状にあり、過去2年間では激増を示していると報告した。
目撃情報は、有人航空機の操縦士、管制官や一般住民などからのもの。航空事故の大半は操縦士が最も緊張を強いられるとされる離着陸の際に起きているが、一部のドローン目撃は離着陸の段階でも生まれていた。アトランタでは今年1月30日、エクスプレス・ジェット航空機が着陸の降下態勢に入った際、操縦士が300フィート(約91メートル)下方でドローンを見付けていた。
米国では小型無人飛行機を飛ばす場合、使用出来る空域は高度400フィート(約122メートル)以下で、空港から5マイル(約8キロ)以内の飛行禁止や空港に接近する航空機から離れることなどが定められている。
ただ、この規定を破って飛行するドローンの例も報告されている。
FAAと米国土安全保障省は最近、空港近くで飛ぶドローン発見のため「スカイトラッカー」と呼ばれる試作段階の新たな技術開発の試験に成功。実用化へ向けた重要な1歩になったと位置付けている。