FBI、テロ容疑者のiPhoneにアクセス アップルの協力受けず
双方は先週出廷する予定だったが、司法省側は「iPhoneへ入り込む代替手法が外部からFBIに提示された」として、直前に延期を申請。判事がこれを認めていた。
当局がアップルの協力なしでデータを取り出したとなると、同社の暗号化技術に疑問が投げ掛けられることになる。
司法省は28日、代替手法は当該機種のiPhoneにしか使えないと強調した。ファルーク容疑者が持っていたのはiPhone5cで、基本ソフトはiOS9だった。
匿名を条件に記者団と話した捜査当局者も、ロック解除が成功した経緯や、FBIに協力した第三者の正体などは明かさなかった。同当局者はまた、FBIが将来、この手法をアップルに開示する可能性についても明言を避けた。