ギャラクシーノート7、使用中止を要請 サムスン電子
ニューヨーク(CNNMoney) 韓国のサムスン電子は11日、発火事故が続発している新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」のユーザーに対し、ただちに電源を切って使用を中止するよう要請した。
使用中止の対象には交換済みのノート7も含まれている。
サムスンは同時に、全世界の通信キャリアや提携小売店に対して、発火原因の調査が完了するまでノート7の販売と交換を中止するよう求めると述べた。
これに先立ち、10日には同機種の生産を停止するとも発表していた。
ノート7は今年8月、米アップルの新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)7」への対抗機種として発売されたが、直後から発火事故が続発。サムスンはバッテリーに欠陥があったとして、9月初めに全世界で250万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。ところが交換後のノート7でも、依然として発火の報告が続いている。
米規制当局はすでに1カ月近く前から、ノート7を購入した消費者に「電源を切って使用中止を」と呼び掛けていた。米消費者製品安全委員会(CPSC)のエリオット・ケイ委員長は、サムソンの発表を「妥当な措置だ」と評価した。