次期iPhoneは折り畳み?、米アップルが特許取得
サンフランシスコ(CNNMoney) 米アップルが折り畳み式スマートフォンの特許を取得したことが23日までに分かった。同社のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」をポケットに入れて持ち歩きたいというニーズに応える製品がいずれ登場するかもしれない。
アップルが出願した特許は永久に日の目を見ないものもあれば、これから登場する製品の一端を垣間見せるものもある。
「フレキシブルディスプレー端末」に関する今回の特許は2014年7月に出願されたもので、タッチ画面搭載のスマートフォンに折り畳み式の設計を取り入れている。
柔軟性の高いディスプレーは有機EL(OLED)を採用し、画面を内側にして折り畳むことも、背面合わせに折り畳むことも可能。支点を変えて、例えば3分の2の位置で折り畳むこともできる。
折り畳み式のiPhoneがすぐにも実現する見通しはない。しかしフレキシブルディスプレーは実用化の領域に入っており、アップルも以前から関心を示していた。
同社は今月に入り、ノートパソコンのような形で折り畳めるスマートフォンの特許も取得している。この製品は「カーボンナノチューブ」を使って中央部分で折り畳む形式。また、今年に入って折り曲げたり反らしたり落としたりしても壊れないスマートフォン用のフレキシブルディスプレーの特許も取得した。